今回は、2004年4月から2018年6月までの消費者態度指数のデータをつかって、西暦何年が一番指数値が低かったのかを調べたいと思います。
まず、csvファイルに保存してあるデータをR言語のread.csv関数で読込みます。
summary関数で各データのサマリーを表示しました。
年の値でグループを作って平均値を出そうと思います。
subset関数でそれぞれの年を指定して、apply関数とmean関数をつかってそれぞれの列の平均値を出します。
まずは、2004年から。
年2004 <- subset(taido, 年=="2004年") として2004年だけのデータフレームを作成して、apply(年2004[ , c(-1,-2)], 2, mean, na.rm=TRUE)で2004年だけのデータフレームのうち、1列目の「年」と2列目の「月」を除外して、2で列ごとに計算するように指定し、mean(平均値)をna.rm=TRUE、つまりNAを無視して計算します。その結果をprint関数とdigits=4で4桁で出力しています。ちょっと説明がうまくできないですが。
2005年はこうなりました。
この調子で残りの年も計算しました。
となりました。まとめると
指数が一番低かったのは、2008年の32.733でした。
指数前年差が一番低かったのは、2008年の-12.133でした。
暮らしが一番低かったのは、2008年の31.525でした。
暮らし前年差が一番低かったのは、2008年の-11.158でした。
収入が一番低かったのは、2009年の36.300でした。
収入前年差が一番低かったのは、2008年の-6.625でした。
雇用が一番低かったのは、2009年の28.650でした。
雇用前年差が一番低かったのは、2008年の-17.092でした。
耐久消費財が一番低かったのは、2008年の32.050でした。
耐久消費財前年差が一番低かったのは、2008年の-13.667でした。
資産が一番低かったのは、2008年の34.675でした。
資産前年差が一番低かったのは、2008年の-11.258でした。
収入と雇用は2009年が一番低かったですが、その他は2008年が一番低いですね。2008年はリーマンショックのあった年です。こうしてみると、リーマンショックは本当に大きなショックだったのだと思いました。