の続きです。
児童福祉費と人口は関係ありましたね。児童福祉費と面積はどうでしょうか?
p-valueは0.1507なので有意ではないですね。面積は児童福祉費には関係ないようです。
では、県内総生産を見てみましょう。
p-valueが2.2e-16よりも小さいので有意なモデルです。I(avgGDP^2)はいらないようですね。削除します。
p値が0.09358と0.05より大きいので、I(avgGDP^2)を削除しても大丈夫です。
モデルを見てみます。
p-valueが2.2e-16より小さいので、有意です。
単回帰分析では人口とGDPが児童福祉費と関係があることがわかりました。
こんどは、coplot関数で児童福祉費が人口の関係がGDPの水準によって変わるかどうか見てみます。
よくわからないですね。対数のデータでやってみます。
GDPのレベルは児童福祉費と人口に大きな影響は及ぼしていないようです。
そもそも、老人福祉費にしても児童福祉にしても人口が多ければ多くなる、人口が少なければ少なくなりますよね。なので、都道府県別の一人当りの老人福祉費、児童福祉費を県内総生産と面積で回帰分析してみましょう。
まずは、一人当りの老人福祉費を計算します。
前に作っておいた自作のgraph関数で小さい順グラフ、ヒストグラム、箱ひげ図を描いています。箱ひげ図を見ると、外れ値がないですね。平均値は一人当り2万3640円です。最低は1万4190円、最大は3万2650円、中央値は2万4520円です。
sort関数で小さい順に表示しましょう。
埼玉県が一番少ないです。老人よりも働き世代の人が多いイメージがあります。高知県が一番多いです。老人比率が高いのかな?
一人当りの児童福祉費も見てみましょう。
箱ひげ図を見ると、一人当りの児童福祉も外れ値はありません。最小値は6千289円、最大値は1万9533円、平均値は1万1408円、中央値は1万1142円です。
それでは、多い県、少ない県を見てみましょう。埼玉県は多いかな?高知県は少ないかな?
一番少ないのは神奈川県、多いのは沖縄県です。埼玉県は7千854円と平均以下ですね。そして高知県は1万4169円と平均以上です。よく見ると神奈川県は老人福祉費では2番目に少なく、児童福祉費は一番少ないです。老人と児童には優しくない県なのか。。。他になにか恩恵があるのか?
一人当りの老人福祉費と児童福祉の散布図を描いてみます。
lm関数とablineで回帰直線も重ねてみました、右肩上がりの関係ですね。
今回は以上です。