の続きです。
今回は住宅ローンの有無や持家・賃貸で暮らし向きに違いがあるかどうかを調べましょう。
はじめに必要なデータを抽出します。R言語のデータフレームのsubscriptsのテクニックを使います。
この表から、ローン有り、ローン無しだけにします。matrix関数でマトリックスを作り、rownames関数で行の名前を、colnames関数で列の名前を設定します。
ローン有りの世帯のほうがGoodが多いですね。
割合で表示します。rouSums関数で行ごとの合計値を算出して分母にします。round関数で小数点以下2桁だけにしました。
ローン有りのGoodの比率は4.6%に対して、ローン無しのほうは1.59%です。
グラフで視覚化します。barplot関数を使います。
カイ2乗検定をします。chisq.test関数を使います。
p-valueが3.345e-09と0.05よりも小さいですから、ローンの有無と暮らし向きは関連性があります。
残差調整済みマトリックスを見てみます。$stdresで呼び出します。
ローンの有り無しとGoodは有意な関連性があることがわかりました。
ローンのある世帯のほうが暮らし向きがいいのですね。
次は、持家か賃貸かで暮らし向きに違いがあるかどうかを調べます。
まずはデータを用意します。
割合で表示してみます。
あまり、差があるようには見えないですね。
カイ2乗検定で確かめます。
p-valueが0.0065と0.05よりも(わずかですが)大きいので、有意差はありません。
持家か賃貸かでは暮らし向きに違いは無いようです。
今回は以上です。