Photo by Federico Di Dio photography on Unsplash
の続きです。
2018年だけのデータフレームを作成します。
このデータフレームを使って、anmassage_pop, harikyu_pop, judo_popの相関関係をみてみます。これらは順番に人口100万人当たりのあんま・マッサージ師、はり・きゅう師、柔道整復師数です。
あんま・マッサージ師とはり・きゅう師の相関係数は0.78で一番高いです。
2番目がはり・きゅう師と柔道整復師数の相関係数で0.69です。
3番目があんま・マッサージ師と柔道整復師の相関係数で0.50です。
散布図にしてみましょう。
こんどは、それぞれの散布図で都道府県名を表示してみます。まずは、anmassage_popとharikyu_popからやってみます。
plot()関数でtype="n"にして空白のグラフを作り、text()関数で都道府県名をプロットしています。lm()関数で回帰直線を作り、それをabline()関数でグラフに描いています。
この赤い直線の上にあるほど、あんま・マッサージ師と比較してはり・きゅう師が多いことになります。大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、兵庫県と関西の府県がはり・きゅう師が多いことがわかります。
次は、あんま・マッサージ師と柔道整復師数の散布図を同じようにして作ります。
大阪府、京都府、和歌山県、富山県などがあんま・マッサージ師に比較して柔道整復師の数が多いですね。大阪、京都府、和歌山県ははり・きゅう師や柔道整復師の数に比べてあんま・マッサージ師の数が少ない、と表現したほうがいいかもです。
3つ目の散布図は、はり・きゅう師と柔道整復師です。
大阪府ははり・きゅう師、柔道整復師ともに全国で一番、人口当たりの数が多いのですね。
いままでは2018年のデータでした。
これと同じことを一番古い1975年のデータでやってみましょう。今から約50年前のデータです。
まずは相関係数と散布図マトリックスをみてみます。
あんま・マッサージ師とはり・きゅう師の相関係数は0.79(2018年は0.78)
あんま・マッサージ師と柔道整復師の相関係数は0.45(2018年は0.50)
はり・きゅう師と柔道整復師の相関係数は0.18(2018年は0.69)
となりました。はり・きゅう師と柔道整復師の相関関係が大きく変化していますね。
グラフにして「見える化」してみましょう。
legend()関数で左上に凡例を表示しています。
緑が2018年で赤が1975年です。1975年は香川県が一番人口当たりのはり・きゅう師が多かったのですね。大阪府はその他大勢の中に入っていてどこにあるかわからないですね。全般的にはり・きゅう師、柔道整復師ともに増加しています。
回帰直線の傾きは2018年のほうが急勾配になっています。
今回は以上です。
次回は
です。
初めから読むには、
です。