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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

東証の業種別空売りデータの分析5 - 空売り比率と前日比の相関をR言語のcor.test関数で調べる。

 

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の続きです。

今回は、空売り比率と前日比の相関関係を調べてみます。

まずは、R言語のplot関数で散布図を描いてみます。

 

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規制有りと前日比は相関なさそうで、規制有りと前日比は少し相関ありそうです。

cor.test関数で相関係数を調べてみます。

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規制有りと前日比の相関係数は、-0.2463711となりました。p-valueが、0.1669と、0.05よりも大きいので相関関係があるとは言えないです。95%信頼区間の相関係数は下限が、-0.5436937で上限が、0.1058946と、0を含んでいます。

規制無しとの相関係数はどうでしょうか?

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規制無しと前日比の相関係数は、0.3965843とわかりました。p-valueは、0.02231と、0.05よりも小さいので相関関係があると言っていいです。95%の信頼区間は上限が、0.06167197で、下限が、.065122796と、0を含みません。

規制無しと規制有りの相関関係も調べましょう。

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規制有りと規制無しの相関係数は、-0.3501658とわかりました。

p-valueは、0.045774と、0.05よりも小さいのでマイナス相関だとわかります。

95%の信頼区間は下限が、-0.619055045で、上限が、-0.007793716と、0を含みません。

以上をまとめると、

規制有りと前日比は相関関係があるとは言えない。

規制無しと前日比は正の相関関係がある。

規制有りと規制無しは負の相関関係がある。

となります。

今回は以上です。