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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の書籍・文房具販売額データの分析5 - R言語のstargazer()関数で整った回帰分析の結果の表を作る。

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 Photo by Matt Anderson on Unsplash  

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 の続きです。

前回の続きで、今度は交差項を含んだ回帰分析をします。

まずは、per_shobuをincとその他で回帰分析します。

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p-valueが1.387e-13とかなり小さいの有意なモデルです。Multiple R-sauaredは0.85とかなりあてはまりが良いです。

Breush-Pegan検定をして誤差項が均一分散かどうかを確認します。

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p-valueは0.2003と0.05よりも大きいので、誤差項が均一分散であるという帰無仮説を棄却できません。(つまり、誤差項が均一分散ということです。)

もう一つ、対数変換したper_shobuとincでも交差項を加えて回帰分析してみます。

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こちらもp-valueはかなり小さい値で、1%水準で有意なモデルです。

bptest()関数でBreush-Pegan検定をして誤差項が均一分散かを確認します。

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p-valueが0.1867と0.05よりも大きいですので、誤差項が均一分散しているといえます。

前回と今回で回帰モデルが4つできました。これらをstargazerパッケージのstargazer関数で見やすい表にして出力します。

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まず、stargazerパッケージを読み込みます。

そして、stargazer()関数を使います。

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log-logモデルも同じようにします。

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4つのモデルを比較すると、model3が一番当てはまりが良いようです。

per_shobu = -19.83 + 0.00916inc + 20.69east -52.27big6 + 46.18nosea + 0.3836mratio - 0.007691inc:east + 0.01670inc:bing6 - 0.01595inc:nosea

というモデルです。

east = 0, big6 = 0, nosea = 0のときは、

per_shobu = -19.84 + 0.00916inc + 0.3836mratioです。inc: 1人当たり県民所得が1千円増えると、per_shobu: 1人当たり書籍・文房具販売額が0.00916千円、つまり9.16円増えます。

今回は以上です。

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