Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の工業統計調査のデータの分析2 - 事業所の数は大阪府が多い、現金給与総額は愛知県が多い。

UnsplashWolfgang Hasselmannが撮影した写真 

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今回のブログは前回の続きです。前回はCSVファイルのデータをRに読み込ませました。

それでは、一つ一つの変数を詳しくみていきましょう。

まずは、num: 事業所の数です。summary()関数で基本統計値を確認します。

一番少ない都道府県だと、815か所、一番多いところだと17,501か所、平均は4,307か所、中央値は2,774か所です。

グラフにしてみます。

ggplot2パッケージのgeom_col()関数で棒グラフにしてみました。大阪府が一番多く、高知県が一番少ないです。

jinko: 都道府県の人口で割って、人口10万人当たりの事業所数を見てみます。

一番少ないところだと82か所、多いとことは295か所、平均は174か所、中央値は168か所です。この値を新しくnum_jinと名前をつけて変数にして、同じようにグラフにしてみます。

人口が多い都道府県は明るくなるようにしています。

人口10万人当たりの事業所数は、岐阜県が一番多くて、千葉県が一番少ないですね。

次は、staff : 従業者数をみてみます。まずは、summary()関数で基本統計値をみます。

一番少ないところは、23,697人で、一番多いところは、795,496人です。平均値は、157,516人、中央値は108,908人です。

グラフにしてみます。

一番多いのは愛知県、一番少ないのは高知県でした。

今度は、1事業所当たりの従業員数を調べてみます。

一番少ないところだと20人、多いところだと54人、平均は36人、中央値は37人です。

この1事業所当たりのstaffの数をsta_numという名前の変数として保存して、グラフにしてみます。

num : 事業所の数が多いところは明るい色になるようにしています。大阪府や愛知県は事業所の数はどちらも多いのですが、愛知県は1事業所当たりの従業員数は多いのに対して、大阪府は1事業所当たりの従業員数は少ないことがわかります。

次は、salary : 現金給与総額(百万円単位)の基本統計値をみてみます。

一番少ないところは、670億30百万円で、一番多いところは、4兆1999億08百万円、

平均値は、6954億51百万円で、中央値は4179億81百万円です。

グラフにしてみます。

愛知県が一番多く、沖縄県が一番少ないです。

staffで割って従業員1人当たりの現金給与を見てみます。

一番少なく貰っているところは270万円、一番多くもらっているところは520万円、平均は400万円、中央値は410万円です。

この従業員1人当たりの現金給与を sal_staと名前をつけて保存して、グラフにしてみます。

愛知県が1人当たりの現金給与が一番多いです。沖縄県が一番少ないです。

明るい色ほど、現金給与総額が多いところです。愛知県は現金給与総額も多いし、従業員1人当たりの現金給与も多いです。

今回は以上です。

次回は

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