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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「ドキュメント 豪雨災害 - そのとき人は何を見るか」 稲泉 連 著 (岩波新書)

2014年に出版の本です。2011年の台風12号で被災した、奈良県十津川村の様子が第1章、和歌山県那智勝浦町の様子が第2章、そして台風12号からは離れて、首都圏の水害への備えをルポルタージュしたのは第3章です。

第1章、第2章では豪雨災害の様子が当事者へのインタビューを基にして迫力ある筆致で描かれています。

第3章では、戦後まもなくのカスリーン台風時の様子などをからめて、首都圏、特に荒川や墨田川のあたりの海抜ゼロメートル地帯の災害への備えなとが記述されています。

人間が地域を開発していけばいくほど、ひとたび自然が牙を剥いて災害となれば、その規模や被害は大きくなる、と思いました。

常に、防災、減災の意識を持っていないといけないと思いました。