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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

World Bank DataBankのG7とBRICのGDPなどの分析3 - R言語で各データのヒストグラムを描く

 

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 の続きです。今回は各変数のヒストグラムを描いてみようと思います。

R言語ヒストグラムを描くには、hist関数が一番簡単です。

GDP成長率(GDPG)のヒストグラムはこちらです。

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山型の分布ですね。

 

インフレ率(IFR)はこちらです。

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大きな外れ値があるために、ヒストグラムの階級が500になっています。これでは大部分が0から500に入ってしまい分布がよくわからないので、ちょっと工夫します。

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data$IFR[data$IFR > -10 & data$IFR < 20] とインフレ率のデータの範囲を-10より大きく20未満にしてからヒストグラムを描きました。外れ値は無視してヒストグラムを書いた、ということですね。こうすると、0以下の頻度が少なくて、デフレは例外的な現象だとわかりますね。

失業率(UER)はこうなりました。

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4~5の区間と8~9の区間に山があるような感じです。

 

経常収支の対GDP比(%)(CAB)はこうなりました。

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預金金利(DIR)のヒストグラムです。

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預金金利も大きな外れ値がありますね。20%以下だけでやってみましょう。

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これでわかりやすいヒストグラムになりましたね。

 

労働年齢比率(ADR)はこうなりました。

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以上、全体の各変数のヒストグラムでした。

次は、G7とBRICで分類したヒストグラムを描いてみましょう。これはggplot関数のgeom_histogram関数とfacet_wrap関数でやってみます。

まず、ggplot関数を使えるように、tidyverseのパッケージを読み込みます。

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それではggplot関数、geom_histogram関数、facet_wrap関数を使って、G7とBRICに分割したヒストグラムを描いてみましょう。

GDP成長率(GDPG)です。

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BRICのほうがバラツキが多いですね。

次はインフレ率です。-10から20の範囲でやりましょう。

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data %>%

 filter(IFR > -10 & IFR < 20) %>%

としてインフレ率を-10から20に絞り込んでから、ggplot関数を使っています。

そしてできたヒストグラムがこちらです。

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BRICのほうがインフレ率のバラツキが大きい感じですね。

失業率はどうでしょうか?

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G7のほうがバラツキが大きい感じでしょうか?

経常収支の対GDP比(%)(CAB)はこうなりました。

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BRICのほうがバラツキが多いようです。

預金金利(DIR)を見てみましょう。

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最後は労働年齢比率(ADR)です。

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BRICのほうがバラツキが大きいですね。

今回は以上です。今回はhist関数、ggplot関数、geom_histogram関数、facet_wrap関数とfilter関数を使いました。

 次回は

 

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です。