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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

消費動向調査データの分析5 - R言語のaov関数で季節によって消費者態度指数の平均値が違うかどうかを検定してみる。

 

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 の続きです。

前回の分析では、月ごとの消費者態度指数には違いはありませんでした。

今回は春夏秋冬ごとに消費者態度指数に違いがあるかどうかをaov関数で分散分析してみたいと思います。

まずは、ifelse関数で春夏秋冬のカテゴリを作成します。

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春は3,4,5月

夏は6,7,8月

秋は9、10、11月

冬は12、1、2月

と区分しました。

まずは、季節ごとの消費者態度指数をggplot関数で視覚化します。

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geom_point(color = "red", size = 3) で大きさ3の赤丸を季節ごとにプロットし、

その上にgeom_boxplot(alpha = 0.2, color = "blue") で半透明(alpha = 0.2)の青い箱ひげ図を描いています。

どうでしょうか。。。有意な違いではないような気がしますが。。

aov関数とsummary関数をつかって一元配置分散分析をします。

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Pr(>F)の数値がp値です。これが0.619ですからやっぱり季節によっての消費者態度指数の平均値は違いは無いです。aov関数では分散が等しいことを仮定しています。

oneway.test関数でも検定してみましょう。oneway.test関数では分散が等しくないと仮定しています。

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p-value = 0.6258 と0.05よりも大きく、こちらの検定でも季節によって消費者態度指数の平均値に違いがあるとはいえないことが実証されました。

今回は以上です。

 次回は

 

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です。