の続きです。
今回はR言語でG7のGDP成長率の平均や中央値とBRICのGDP成長率の平均や中央値に統計学的に有意な差があるかどうかを検定してみたいと思います。
まずは、G7のGDP成長率のヒストグラムを描いてみます。hist関数を使います。
同じようにBRICのGDP成長率も描いてみましょう。
わかりやすく、一つの画面でヒストグラムを描いてみましょう。
BRICのほうが高い成長率っぽいですよね。summary関数で平均値などを算出します。
G7の平均値は1.66%でBRICの平均値は4.93%です。
G7の中央値は1.79%でBRICの中央値は5.91%です。
それでは、G7とBRICのGDP成長率の平均値に差があるかないか、検定します。t検定です。R言語ではt.test関数です。
p-value = 5.021e-09 < 0.05 ですから、G7のGDP成長率とBRICのGDP成長率の平均は有意な違いがあることがわかりました。
ウィルコクソン=マン・ホイットニー検定でG7とBRICのGDP成長率の分布位置に違いがあるかどうかを検定しましょう。wilcox.test関数を使います。
p-value = 3.341e-15 ですから、G7のGDP成長率とBRICのGDP成長率の分布位置には違いがあることがわかりました。
今回は以上です。