今回は前回(上記の記事です)の続きで、資金循環勘定の分析をR言語でやってみます。
まずは、前回と同じくデータをread.csv関数でR言語に読みこみ、summary関数とhead関数でデータを表示します。
今回は資産残高ランキングを作成してみます。order関数ですね。
まずは、項目を「合計」だけにしてみましょう。
単位は億円ですから、1位の金融機関の資産残高は3895兆5550億円、2位の家計は1807兆9776億円、3位の民間非金融法人企業は1146兆1372億円です。
数字だけでは面白くないので棒グラフにしてみましょう。barplot関数です。
上のコマンドは、まず、「合計資産残高ランキング」という名前のベクトルを作成して、その要素を、資産残高ランキング[資産残高ランキング$項目=="合計", "資産残高"]としています。次に、names(~~~)でそのベクトルの一つ一つの要素に名前を付けました。そして、barplot関数で棒グラフを作成しました。
棒グラフにすると金額の大きさの比較がよくわかりますね。
こんどは負債残高ランキングを作成しましょう。
あら、資産残高と同じ数値でしたね。。。項目を合計以外でやってみましょう。
まずは資産残高のほうからです。!="合計"とすると合計以外という条件になりますね。
金融機関の貸出が1位で1338兆3938億円、金融機関の債務証券が2位で1116兆8492億円、3位が家計の現金・預金で932兆4761億円です。
負債残高のほうはどうでしょうか?
1位は金融機関の現金・預金で1890兆8628億円、家計の資金過不足が1491兆0207億円、3位が中央政府の債務証券で978兆5050億円でした。中央政府の債務証券の978兆円ってよく聞かれる国の借金のことかな?
ということで今回はここまでです。