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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

地域ブロック別の栄養素等摂取量のデータの分析3 - 炭水化物エネルギー比率は全ての地域ブロックで低下している。

 

www.crosshyou.infoの続きです。

今回は炭水化物エネルギー比率に注目してみます。

地域ブロック別の推移をグラフにしてみます。

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2014年から2015年のところでガクンと比率が落ちている感じですね。

2012年から2014年までの平均値と、2015年から2017年の平均値を算出してみます。

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2012年から2014年のそれぞれの地域ブロック別の平均値です。関東1が58.1で一番低く、当方が60.7で一番高いです。

2015年から2017年ではどうでしょうか?

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近畿2が56.5で一番低く、北陸が59.7で一番高いです。

そういえば、この炭水化物エネルギー比率の単位は何でしょうか?

確認しておきます。

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パーセント(%)でした。

y2012_2014とy2015_2017をleft_join関数で合体させます。

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averageが2012年から2014年の平均値で、average2が2015年から2017年の平均値です。

この差を計算します。

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全ての地域でマイナス、つまり炭水化物エネルギー比率が低下しています。

これはたまたまなのでしょうか?有意な現象なのでしょうか?

t検定をt.test関数でしてみます。

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p値が1.372e-05と0.05よりも小さいので帰無仮説を棄却し、対立仮設(true mean is not equal to 0)を採用します。つまり炭水化物エネルギー比率の低下はたまたまではなくて何等かの意味があるということです。

今回は以上です。

次回は、

 

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