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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

都道府県別の一般病院病床利用率のデータ分析3 - 病床利用率は東日本と西日本で違いがある。

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 Photo by Rob Sheahan on Unsplash  

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riyou: 一般病院病床利用率(%)について、もう少しグラフをみてみます。

まずは、year: 調査年との関係です。

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全体として、年を追うごとに一般病院病床利用率は低くなっていることがわかります。

どちらかというと、東日本のほうが利用率は低いように見えます。

都道府県別の一般病院病床利用率をグラフにしてみましょう。

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山口県、佐賀県、沖縄県などが利用率が高く、福島県、宮城県、岡山県などが利用率が低いことがわかります。

箱ひげ図にしてみましょう。

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東日本のほうが利用率が低いですね。

t.test()関数でt検定してみます。

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東日本の利用率の平均値は79.7%で西日本の利用率の平均値は82.4%です。

p-valueが2.026e-11と0.05よりも低く、東日本と西日本では明らかに差があります。

同じように、big6でもt検定してみます。

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big6の利用率の平均値は80.4%でその他は81.4%です。p-valueは0.0457ですので、big6(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、愛知県、大阪府)のほうが利用率は高いといえます。

noseaでもt検定します。

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海無し県(栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県)の利用率の平均値は79.4%でその他は81.6%です。p-valueは1.258e-05と0.05よりも低いので海無し県とその他は違いがあると言えます。

調査年によって利用率に違いがあるかどうかを調べます。

調査年は5つありますから、t検定ではなくて、ANOVAです。

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Pr(>F)が2.27e-14と0.05よりも小さいです。調査年によって病院病床利用率に違いがあるといえます。

今回は以上です。

次回は

 

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