旧版は 1979 年に出版され、この新版は 1998 年に出版されています。
新版とはいえ、四半世紀以上昔の本なので、現代の法律制度とは違っている部分があるので、その点は注意が必要かと思いました。
「法とは何か」 ということに、この本の著者は、自然科学が「真理」の探究というならば、法学は「正義」の探求だといっています。この考えに接して、法律に少し興味がわいてきました。
タイトルが「法とは何か」とあるので、教科書的なものかと思っていましたが、内容は、著者の意見的な記述が多かったです。
外国ではこうなっているのに、日本はなっていないからダメだ、というようなことが多かったように感じましたが、私は外国は外国、日本は日本なので是々非々で考えていくほうがいいと思いました。
日本国憲法は戦争の放棄を掲げていてとても良い憲法だという意見には賛成しました。
法律は、力の弱いものためにある、という考えは共感しました。