の続きです。
tapply関数でメーカー別の販売台数を見てみましょう。
トヨタが204,628台でダントツですね。2位がホンダの63,507台、3位が日産の62,943台です。
メーカーごとの平均順位はどうでしょうか?
トヨタが15.78で1位ですね。2位が日産で24.75、3位がホンダで27.17です。日産とホンダの販売台数を比較してみましょう。
まず、日産とホンダだけのデータフレームを用意します。
Makerの列を見ると、ホンダが18、日産が12となっていますので、ホンダのほうがランクインしている会社が多いということですね。
日産の販売台数のベクトル、ホンダの販売台数のベクトルを作ります。
それぞれの統計値を見てみます。
日産は平均値は5245台、平均値の95%信頼区間は2266台から8223台です。
ホンダはどうでしょうか?
ホンダは平均値は3528台、平均値の95%の信頼区間は2345台から4710台です。
両社の平均値に有意な違いは無さそうです。
データの数が日産は12、ホンダは18と少ないので、Wilcoxon Rank-Sum Testで調べましょう。wilcox.test関数です。
p-value = 0.7321なので両社の販売台数の間に有意な違いはないようです。
グラフで見てみます。
赤いのが日産、青いのがホンダです。日産は上位2種類のクルマが目立ちますね。
両社のランクについても同じようにしてみましょう。
グラフにしてみます。
日産(赤い点)のほうが範囲が大きいですね。統計値を調べます。
日産の順位の平均値の95%信頼区間は12から37、ホンダは20から34ですので両社のあいだに有意な違いは無いですね。wilcox.testで確認します。
p-valueが0.8323なのでやはり両社に違いがあるとは言えないですね。
今回は以上です。