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政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

全国主要都市の第1次、第2次、第3次産業就業者数のデータ分析5 - 東京23区かどうかは人口密度と1人当り課税所得を見ればわかる。

 

www.crosshyou.infoの続きです。

今回は、R言語のglm関数でロジスティクス回帰分析をして、東京23区かそうじゃないかを見分けようと思います。

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 predict関数で予測をして、table関数で実際の値と比較してみます。

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予測で1と予測したのが23区です。1と1のところが23となっていますからパーフェクトに予測していますね。

 

glm1のモデルからRatio1を削除してみましょう。

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anova関数でglm1とglm2を比較してみましたが、両者に有意な違いはないようです。

glm2モデルで予測してみます。

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glm2モデルでもパーフェクトに予測しています。

 

Ratio2も削除してみます。

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glm2とglm3をanova関数で比較します。

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Pr(>Chi)が0.998と0.05よりも大きいので、glm2とglm3に有意な違いはないようです。

glm3で予測してみます。

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glm3もパーフェクトですね。人口密度と1人当りの課税所得のデータがあれば東京23区かどうか判定できるということですね。

さらに、logperIncも削除してみます。

 

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anova関数でglm3とglm4を比較します。

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Pr(<Chi)が2.655e-06と0.05よりも小さいです。glm3とglm4は有意な違いがあります

glm4で予測してみましょう。

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あら、予測は23区ではないと予測したけど実際は23区だったのが1つ、予測は23区と予測したけど実際は23区ではないのが3つと合計4つ間違えてしまいました。logperIncは削除してはダメだったということですね。

AIC関数でいままでのモデルを比較します。

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AICは値が小さいほうがいいので、glm3が一番いいモデルですね。

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logMitsuとlogperIncがexplanatory variablesのモデルです。

このモデルを使って、全データで予測してみます。

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間違ったのは29個です。正解率は約96%でした。

今回は以上です。