Rで何かをしたり、読書をするブログ

政府統計の総合窓口のデータや、OECDやUCIやのデータを使って、Rの練習をしています。ときどき、読書記録も載せています。

読書記録 - 「歴史とは何か」 E. H. カー 著 (岩波新書)

1960年代に出版された本です。

過去の事実を集めて記述しただけでは歴史にはならないこと。

歴史は現在の光で過去を照らし、過去の光で現在を照らすという、過去と(現在の)歴史家の相互作用によるもの。

歴史の研究方法は、実験はできないけれども自然科学の研究方法とずいぶん似ていること。

歴史家個人の育った環境は時代背景が彼の書く歴史書に反映されるのだから、まず歴史家について知らなければいけないこと。

などが心に残りました。