風景は、眺める人の心象が大事なものだが、景観は客観的なものだそうです。
この本は、日本各地の昔の地図や、著者が撮影した景観の写真を題材にして、どのような経緯で、地図のような、写真のような景観が形成されたかを解説しています。
所謂、観光地ではなくて、普通のでも、それぞれに特徴のある場所を取り上げています。自分が日本のいろいろなところに行った気分になりました。
新書だからしかたないですが、地図や写真がもっと大きかったら、もっと良かったです。QRコードでウェブサイトにアクセスして、地図や写真がわかるようになっていたらもっといいと思いました。